スロベニア

スロベニア(Slovenija)

スロベニアは、モンテネグロ同様に、旧ユーゴスラビアの国の一つで、1991年に独立を果たしました。

国の面積は13,812キロ平方メートル、世界で41番目の小ささです。

近代スロベニアの起源は、1918年の「南スラブ人連合王国構想」に参加したことにあります。

同じく南スラブ人の国であったセルビアやクロアチアと連携を取るようになったのが、この頃のことです。

因みに、「ユーゴスラビア」という国名は、「ユーゴ(南)」と「スラビア(スラブ人)」からきた言葉で、
1929年には、前述の連合王国構想参加国が「ユーゴスラビア王国」を形成します。

それ以来、1991年に独立するまで、セルビアをはじめとする旧ユーゴ諸国とは連携を取り続けます。

1980年代に入ると、ユーゴ経済が行き詰まり、それと同時にスロベニアは独立の意思を固めていきます。

多くの東欧諸国同様に、1989年に起こった東欧革命の波に乗り、1991年6月、独立に成功しました。

それ以来、先進国の道を歩んでいます。

独立当初は、経済的な混乱や通貨の問題などがあり、内政は決して安定していませんでした。

しかし、独立国として成熟してくると、その内政は安定方向に向かい、2004年にはNATOとEUに加盟し、
2007年には通貨をユーロとし、経済成長も遂げるようになりました。

現在では、EU諸国の中でも比較的経済水準が高い国として知られています。