アンドラ公国の公用語

アンドラ公国の公用語

アンドラ公国が公用語として定めているのは、カタルーニャ語です。

カタルーニャ語はスペイン北西部カタルーニャ地方で話されているラテン系言語の一種で、アンドラと
カタルーニャ地方のほかに、南フランスの一部の地域でも使われています。

但し、この言語を公用語として定めているのはアンドラだけで、アンドラ政府は移民たちにも
カタルーニャ語の習得を促進しています。

アンドラ政府がカタルーニャ語を使うのは勿論のこと、テレビ、ラジオなどのメディアも基本的には
カタルーニャ語を使用します。

アンドラはフランスとスペイン国境にある国ですが、フランス語とスペイン語を比べると、スペイン語を
話す人が圧倒的に多く、スペイン系移民の7割の人々がアンドラで現在でもスペイン語を使っています。

学校教育の中では、フランス語とスペイン語のどちらで教育を受けるか、選択することができます。

アンドラでは、カタルーニャ語とスペイン語のほかに、フランス語、ポルトガル語、ガリシア語、イタリア語などが
使われています。

これらの言語は、いずれもラテン系言語から派生したロマンス語に起源を持つ言葉なので、非常に似通っています。

ですから、アンドラで話される言葉は「カタルーニャ語と、ロマンス語の方言」と言う風に簡略化して
表現できるかもしれません。