モンテネグロ

モンテネグロ(Montenegro)

モンテネグロは、旧ユーゴスラビアの国の一つで、2006年に独立を果たしました。

元々、旧ユーゴは6カ国(セルビア、クロアチア、モンテネグロ、スロベニア、マケドニア、ボスニア・
ヘルツェゴビナ)で形成されていて、完全に独立した後のモンテネグロは、国土が13,812キロ平方メートル、
世界で41番目に小さな国になりました。

しかし、世界最小国バチカンと比べると、その国土は1万倍以上になり、厳密には「ミニ国家」というより、
「小国家」と呼ぶほうが正しいのかも知れません。

さて、モンテネグロは、ここ20年で、その国家形態がめまぐるしく変わりました。

1989年の東欧革命により、ユーゴスラビアの6カ国はそれぞれ独立を果たしましたが、ユーゴ連邦内では紛争が相次ぎ、
その中でモンテネグロはセルビアと歩調を合わせ続けていたので、2003年には、一度「セルビア・モンテネグロ」
という国家形態になりました。

しかし、独立を求める運動が高まり、また欧州連合がモンテネグロが独立したら国家として認める、という
方針を固めたことで、その独立への運動が一気に加速します。

2006年の独立の是非を問う国民投票が実施され、賛成55.5%を得て、独立することになりました。

モンテネグロは、広大な国立公園や、73kmにもなるビーチなどがあり、観光が貴重な収入源になっています。

また、現在流通する通貨は、ユーロです。