経済大国ルクセンブルク

経済大国ルクセンブルク

ルクセンブルクは、ベネルクス3国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)の1つで、国土はこの3国の中で
一番狭く、人口も約50万人に過ぎないのですが、実は世界最高レベルの経済大国であり、様々な産業が
発展している国でもあります。

ルクセンブルクについての表

小国でありながら、一人当たりのGDP(国内総生産)は世界トップの座を維持しています。

ルクセンブルクの主な産業は、鉄鋼業と金融業ですが、これは「以前は鉄鋼業が主流」「現在では金融業が主流」と
言ったほうがいいかもしれません。

それくらい、金融業で力をつけてきて、現在では他国が無視できない存在になりました。

更に付け加えると、通信産業も盛んで、無料パソコン電話の「スカイプ」は、元々ルクセンブルクの会社で
開発されました。

現在の通信産業の重要性を考えると、通信産業の発展は、確かに国の経済力を強くする一因になっているのでしょう。

さて、大元の鉄鋼業と金融業ですが、その昔、貧しい小国に過ぎなかったルクセンブルクは、唯一鉱物資源に
恵まれていることがわかりました。

そこを足がかりに、1960年代から製鉄業で経済基盤を築くことができました。

そして次に来るのが、金融政策です。

ルクセンブルクは経済活動において、一貫して自由主義を貫いてきました。

その結果、多くの外国資本がルクセンブルクに流れ込み、金融市場の発展に繋がったのではないかと推測されています。