観光立国

観光立国

アンドラの主な産業は、観光業とそれに付随するサービス業です。

アンドラの国土(468キロ平方メートル)を考えると多くの産業は望めず、唯一、香りに定評のあるタバコ栽培が
盛んである以外は、輸出品も乏しいので、観光事業は国の存続を握る大切な産業になっています。

観光事業の柱は大きく二つ、ショッピングとレジャー施設です。

アンドラはタックス・ヘイヴンで、同じ品物を買うにも、近隣のフランスやスペインと比べて安く買うことが
できます。

首都アンドラ・ラ・ベリャには約4kmにもなるショッピング街があり、世界中の観光客が訪れます。

特にフランスとスペインからの観光客は多く、自国内とも言えるほどの近距離なので、週末になると、
車でアンドラを訪れ、大量の買い物をして帰ることが多いのだそうです。

勿論、ほかの外国人観光客もいますが、アンドラには国際空港がないため、フランス、スペインを訪れ、
足を伸ばす感覚でアンドラを訪れることが多いようです。

アンドラが観光立国である理由は、免税品販売があるだけではありません。

ピレネー山脈のふもとにあるこの国には、温泉やスキー場などのレジャー施設が豊富にあります。

ですから、アウトドアな趣味を持つ人たちには、夏はトレッキングや釣り、冬にはスキーやスノーボードなどを
楽しめ、更に疲れを癒す温泉にも恵まれているということもあり、大変人気の高い場所になっています。