モナコ公国の公用語

モナコ公国の公用語

モナコが現在、国で定めている公用語はフランス語で、モナコのロイヤル・ファミリーは、
フランスの大学に進学することが多いようです。

しかし、国が定めた公用語以外にも、実に多くの言葉が使われています。

まず、モナコ語。

モナコ語は非常に歴史のある南欧語の一種なのですが、現在ではごく少数の人しか
話さないようです。

しかし、一応モナコ語の会話というのも国内で繰り広げられていて、また国の伝統的な
言葉でもあることから、街中の道路標識は、フランス語とモナコ語の両方で表記されています。

モナコ語は、南欧語の一種であるリグリア語の方言で、このような南欧系の方言は何種類もあり、
その幾つかの言語がモナコでも実際に使われているようです。

モナコにはイタリア系移民やアメリカ人、イギリス人も多いことから、イタリア語や英語も
頻繁に話されます。

モナコは狭い国土にも関わらず、イタリアン・コミュニティや英語圏のコミュニティもあるので、
わりと広範囲で英語やイタリア語が聴けるのではないかと思われます。

モナコには、近年日本人もモナコの市民権を取得して在住するケースが増えています。

税金対策の一環で、世界中のお金持ちの人々が移住してくる傾向があるのです。

そのため、国の定める言語以外にも多くの言葉が使われることになっているのですが、
日本語も、恐らくは、最近のモナコでは頻繁に聴く機会があるのではないかと思われます。