ヨーロッパにあるミニ国家の概要
まず、「ミニ国家」の定義についてお話しましょう。
「ミニ国家」とは、英語では「Microstate(マイクロステート)」といいますが、
れっきとした独立国家で、その中でも規模の小さい国家のことをいいます。
そして、ミニ国家はヨーロッパだけでも7つもあり、しかも「面積の少ない国トップ10」に
5カ国が入っています。
国土のランキングは;
1.バチカン市国(0.44キロ平方メートル)
2.モナコ公国(1.95キロ平方メートル)
3.ナウル共和国(21キロ平方メートル・オセアニア)
4.ツバル(26キロ平方メートル・オセアニア)
5.サンマリノ共和国(61キロ平方メートル)
6.リヒテンシュタイン公国(160キロ平方メートル)
7.マーシャル諸島(181キロ平方メートル・オセアニア)
8.セントクリストファー・ネイビス(261キロ平方メートル・中米)
9.モルディブ(298キロ平方メートル・アジア)
10.マルタ共和国(316キロ平方メートル)
17.アンドラ公国(468キロ平方メートル)
28.ルクセンブルク大公国(2,586キロ平方メートル)
西ヨーロッパやEU諸国周辺は、経済大国が多く、思わずミニ国家の存在を
忘れてしまいそうですが、小さい島が乱立するオセアニアやカリブ海の国々より、
ヨーロッパの小国のほうがより国土が狭いというのは、少々意外な気がするかも
しれません。
ミニ国家は、多くの産業を持つことができないなどの諸問題があり、基本的に、
隣国との関係や隣国からの援助が非常に重要になっています。