ルクセンブルクの公用語

ルクセンブルクの公用語

ルクセンブルクの公用語は、フランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語の3言語です。

しかも、国民のほとんどが、この3言語に堪能です。

例えばスイスにも複数の公用語がありますが、ドイツ系住民が国民の7割を占めるので、ドイツ語圏
(チューリヒなど)が非常に多くなっていますが、ルクセンブルクでは、どこへ行ってもこの3言語を
使う必要があります。

まず、身内や友達などとの普通の会話は、ルクセンブルク語です。

ルクセンブルク語は会話の言語であって、文語ではありません。

一般的に、公文書やビジネスでの文書、そしてそのほかの出版物は、フランス語が主流です。

また、学校教育で最初に習う言語がドイツ語で、ルクセンブルク語はドイツ語の方言のような位置づけとも
言われています。

近年ドイツ系住民が増えたこともあり、テレビではドイツ語放送も普通に流れていて、ドイツ語を理解する
必要があります。

更に教会では、ドイツ語が主に使われます。

つまり、日常会話はルクセンブルク語、公の場所ではフランス語、そのほかの場所ではドイツ語が主流になる、
ということです。

因みに、ルクセンブルク語はドイツ語の方言という位置づけになることも多いのですが、ルクセンブルク語のうち
約5,000の単語は、フランス語に由来するものだと言われています。

このように、フランス語とドイツ語、更にルクセンブルク語は、ルクセンブルクにおいては双方が非常に強い
つながりを持っている、といえるでしょう。